魂薫 - TAMAKUYU
「香りは、魂の奥の扉を開く鍵。」
かつて、香りはただの趣味や装いではありませんでした。
それは “祈り” であり、 “記憶” であり、 “魂と対話するための道具” でした。
布に香を焚く。
日々の暮らしの中で、くゆる煙とともに、目には見えない大切な何かが浮かび上がる。
魂薫(たまくゆ) は、香りとともに魂の感覚を呼び覚ますアートワークです。
薫りを聴く・・それは植物との対話でもあります。
植物には人間の感情に似た不思議な周波数があると私は感じてきました。
そして、私たち人間は、植物に癒され、植物の香りが本能にダイレクトに働きかけるのです。
なぜ、香りなのか?
香りは、視覚でも聴覚でもない。
“もっとも古い感覚”――それが嗅覚です。
私たち人間は、
目や耳よりも前に、香りで世界を感じていたのです。
それは知識ではなく、
理屈でもなく、
魂の直感と直結している本能的な感覚。
でも現代人は、情報や知識に偏り、
「匂いで感じる」ことを、いつのまにか手放してしまった。
そして、
**“何が自分の本当か分からない”**という感覚が、静かに広がっていると感じます。
現代人の私たちにとって嗅覚を必要とするシーンはもはやなくなりつつあります。
しかし、そんな時代だからこそあえて、嗅覚を育てる、嗅覚で選ぶ、ことに意味があるのです。
私と香りの記憶
私は、物心ついた頃から香りの世界に惹かれていました。
幼いころの子守唄は、母の唄う小唄や長唄、そして着物・・。
和の世界が生活の隅々にまであった、子供時代の暮らし・・
そんな中、10代で香水を集め始め、
20代ではアロマセラピーを学び、講師として教室を開いていたこともありました。
調香師の先生に香りの調合を学び、香道教室にも通いました。
香りのクラフト、石鹸づくり、お香の制作まで、香りはいつも私のそばにありました。
そして、香りは私をさらに深い世界へと導きました。
ハーブ、野草、薬草、自然療法、発酵、植物との対話…。
子育ての日々のなかで、私は“自然とともに在る感覚”を、香りを通して取り戻していたのかもしれません。
今、こうして振り返ると、
長い年月を経ても、やはり最後に私の魂が帰ってきたのは——
「和の香り」 だったのです。
精油でもなく、香水でもなく、
くゆる薫りとともにある、静かな時間。
それは、魂が深呼吸をするような、祈りの時間でした。
くゆる薫り・・これは日本人のソウルでもあり、私たち人間の太古からのルーツでもあるのです。
魂薫では、こんな体験をお届けします
- 香木・植物・自然素材による “魂の香りクラフト”
- 魂薫な香りを日常に取り入れるライフスタイルの提案
- 布に香りを纏わせる “香りの儀式”
- 香りと魂の問いを組み合わせた “魂対話ワーク
- 自分のエネルギーに合った “香るお守り”の制作
- 魂布(TAMAFU)とのコラボレーションワーク
魂薫(たまくゆ)は、「魂布 - TAMAFU」プロジェクトから生まれた、
香りによる魂の再起動プロジェクトです。
布が“身を包む祈り”なら、香りは“気配として漂う祈り”。
魂布が、布とともに暮らしを縫い直すアートであるように、
魂薫は、香りを通して魂の感覚を呼び覚ます“くゆりのアート”です。
ふたつは、姉妹のように支え合いながら、
見えるものと、見えないもののあいだに橋を架けています。
魂布と魂薫。
それは、纏うものと、くゆるもの。
私たちの内なる静けさと、美しさを思い出すための、魂の姉妹たち。
私たちは、今ようやく、本来の五感の時間を生きることに回帰しようとしています。
本来の、肉体的な時間軸を生きながら、生活を楽しみアートする。
魂の声を聴いて、あなたの魂が表現したがっている世界を創る。
それが魂時間を生きる、ということなのです。
過去の創造が未来の時間を創る。そして、今、また創造を行い続けることで
未来がまた、創られていくのだと思います。
魂薫をライフスタイルに取り入れることで、あなたの魂時間の記憶が呼び覚まされるかもしれません。